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お仏壇はどう処分する?処分後に買うべき仏具も解説!

この記事では、お仏壇の処分方法について詳しく説明しています。様々な事情でお仏壇の処分が必要になり、どのように処分したらいいのか悩まれる方も多いと思います。お仏壇の処分方法や注意点、買い替えの際のおすすめ商品をご紹介します。

2024.04.30

こんにちは。富山県高岡市で仏像や仏具、美術工芸品の製造、卸売業を営んでいる本保です。私たちは、職人技が息づく伝統的な仏具から、現代の住まいになじみやすい手元供養の道具まで、種類豊富な商品を全国の皆さまにお届けしています。

こちらのサイトでは、私たちの暮らしと共にある仏像や仏具について、わかりやすくご説明します。

 

お仏壇を処分する機会は多くないとはいえ、長い人生の中では、引っ越しや継承、買い替えなどで、お仏壇をやむなく手放す場合もあると思います。

お仏壇の処分にはいくつかの方法がありますが、どの方法を選択すればよいのか迷われる方も多いでしょう。いずれにせよ長くご先祖様や故人をお祀りしてきたお仏壇ですから、感謝の気持ちを込めて手放すことが大切です。

 

今回はお仏壇の処分方法を解説すると共に、その後の新しい仏具の揃え方についてもご紹介します。現代のライフスタイルに合った飾り方もご提案していますので、参考にしてみてください。

1.お仏壇の処分方法

お仏壇の処分方法を5つご紹介します。宗派により考え方の違いはありますが、お仏壇には魂が宿っているとされているので、基本的にお仏壇の処分前には必ず、お寺で魂抜きをしてもらいます。これは、「閉眼(へいげん)供養」「撥遣(はっけん)供養」とも呼ばれる大切な儀式です。

1-1.菩提寺にお願いする

お仏壇の処分というと、まず菩提寺(先祖代々のお墓がある寺院)にお願いして引き取ってもらう方法があります。お寺では、お坊さんの読経による魂抜きの儀式からお焚き上げまで、安心してお任せすることができます。

ただ近年は環境への配慮などから、境内でのお焚き上げを実施していないお寺も増えているので、事前に確認が必要です。

1-2.家族などに譲渡する

身内の方が亡くなったり、結婚したりするなど、ご家庭の事情でお仏壇を引き継ぐケースもあります。継承の時期や譲渡についての厳密な決まりごとはありませんが、お寺によっては、お仏壇を移動させる前に「魂抜き」、移動後に「魂入れ」の儀式を必要とする場合もあります。一度菩提寺に相談することをおすすめします。

1-3.お近くの専門店に相談する

仏壇・仏具の専門店に相談するのもおすすめです。費用はお店によって異なりますが、多くの場合、運搬から魂抜きの儀式、お焚き上げまでを含めたシステムが整っており、責任を持って対応してくれます。処分後の買い替えについて相談できるのも安心です。

代々受け継がれたお仏壇の中には、修理やクリーニングを施すことによって美しくよみがえり、継続して使用できる場合もあります。専門店ではこうしたお仏壇の“お洗濯”にも対応していますので、一度足を運んでみるとよいでしょう。

1-4.古くからあるお仏壇は 価値を調べてみる

お仏壇は、専門買い取り店やリサイクルショップ、ネットオークションなどで売却することも可能です。腕のいい職人によって制作された、美術的に価値が高いお仏壇であれば、一度専門家に鑑定を依頼してもよいかもしれません。

1-5.気持ちを大切にする処分方法

お仏壇は、自治体の粗大ごみとして廃棄することも可能です。魂抜きをしたお仏壇であれば家具と同じ状態なので、宗教的にも問題なく、比較的費用も安く済みますが、心が痛む、人目が気になるということで、ためらう方も多くいます。

お仏壇の処分には、魂抜きの儀式を含めた費用がかかるということを心得た上で、できるだけ安心して任せられるところに依頼することが大切です。

2.お仏壇処分後のご供養

お仏壇を処分後、自宅のスペースが限られる場合や、インテリアとの兼ね合いから、現代調のお仏壇を選ばれる方も多いはずです。そのような方のために、お仏壇と仏具の揃え方のポイントについてご紹介します。

2-1.事前に家族で話し合う

以前よりコンパクトなお仏壇にされる場合は、仏像、お位牌、仏具などの大きさにも注意が必要です。最近ではお仏壇を置かずに供養したいという方も増えていますが、そのような場合でも、お参りのための仏具は揃えた方がよいでしょう。

大切なのはご先祖様や故人を想い感謝する気持ちなので、日々気持ちよくお参りできる環境であれば、お仏壇がなくても問題はないと言えます。お仏壇を処分する流れの中で、新しいお参りの場所をどうするか、ご家族で話し合って決めておくと安心です。

2-2.お仏壇の役割

各宗派の信仰対象である「本尊(ほんぞん)」がご先祖様を見守り導いてくださるという考えのもと、お仏壇の最上段には本尊を、その一段下には故人の魂が宿ったお位牌をお祀りする形が基本とされます。

お仏壇には、ご先祖様にとっての新しい我が家のような役割があります。現代を生きる私たちにとっても、お参りを通じて命や家族の大切さを実感し、自分自身を見つめ直す大切な場です。ご本尊を正式な形でお祀りするのはもちろんですが、私たちが心豊かな生活を送るためにも、基本的にはお仏壇を用意することが望ましいと言われています。

3.新しいお仏壇や仏具の選び方

近年は伝統にとらわれない、モダンなデザインや様々なサイズのお仏壇が増えています。置き場所で悩んでいる方や、インテリアと調和した供養の形を考えている方も、まずはそちらを検討してみてください。それでもお仏壇を置くことが難しい場合には、仏具のみを揃えて供養するとよいでしょう。

お仏壇、仏具の選び方のポイントを3つに分けてご紹介します。

3-1.置き場所

本来お仏壇をお祀りする場所としては仏間や床の間がありますが、現代はそのような部屋のない住まいが多くなり、リビングや寝室など、家族にとって身近でお参りしやすい場所に置く方が多いようです。

お仏壇や仏具は、お参りの際に見下ろさない高さの棚や、チェストの上に飾ります。仏具のみの場合は、直置きせずに布や台などの上に置く方が望ましいです。

3-2.デザイン

伝統的なものから、シンプルでスタイリッシュなデザインまで、仏具の種類が増えており、お手持ちの家具の色味や素材、お部屋の雰囲気に合わせたものを選ぶことができます。

3-3.価格帯

お仏壇は素材や大きさ、デザインにより、価格帯も幅広いです。お仏壇+基本的な仏具のセットで、おおよそ4万円~と考えて予算を立てるとよいでしょう。

4.様々なご供養シーン

ライフスタイルに調和した、現代の供養の形をご紹介します。

インテリアに合わせた事例は、こちらで詳しくご覧いただけます。

4-1.和洋どちらにも調和する[きざし]

シンプルでエレガントなデザインの仏具シリーズ「きざし」は、供養にふさわしい重厚感を備えながらも、和洋問わず様々なインテリアに調和します。表面に施された上向きのカットは周囲から明るい光を取り込み、下向きのカットは置く場所の色を反映して、飾る場所によって異なる色味を見せてくれます。

 

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4-2.自由度の高い[ちいさな仏壇]

「ちいさな仏壇」は、無垢材と真鍮を組み合わせたモダンな仏具シリーズです。無垢材が台のような役割を果たし、お仏壇を備えたような雰囲気を演出します。仏具ごとに木の角柱の高さに変化を持たせているので、お気に入りの配置にアレンジすることもできます。木材は家具や建材にもよく使われているウォールナットとナラを使用しており、インテリアに自然に馴染みます。

 

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4-3.現代調のお仏壇と[kasanari]

チェストなどの上に置けるコンパクトなお仏壇には、ご本尊やお位牌を安置でき、お部屋のスペースも無駄なく使えます。デザインや素材も豊富です。モダンな仏壇におすすめの仏具シリーズ「kasanari(かさなり)」は、輪が積み重なったようなデザインが特徴です。職人の手によって丁寧に仕上げられた質感と落ち着いた輝きが、厳かな雰囲気を高めます。

 

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5.まとめ

今回は、お仏壇を処分する方法についてご紹介しました。どの方法をとるとしても、これまでご先祖様や故人を祀ってきたお仏壇に感謝の気持ちを込めて、魂抜きの儀式を行ってから手放しましょう。

お仏壇を処分した後も、できるだけお参りのできる場所を用意することが望ましいです。お住まいの事情でお仏壇を置かない場合も、香炉・花立・火立の三具足、おりんなどの基本的な仏具は揃えておくと、日常的に故人を想う時間を設けやすいはずです。

 

仏具のデザイン研究所では、機能性とデザインを兼ね備えた、本保オリジナルの仏具をご紹介しています。インテリアに合わせた仏具をお探しの方はぜひ参考にしてみてください。

仏壇・仏具の専門店では、お仏壇の処分からお買い替えまで、全てご相談に乗っていただけます。お仏壇の供養についても安心してお任せすることができますので、信頼できるお近くのお店へ一度足を運んでみることをおすすめします。

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